講義の説明
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現代科学技術概論
4人の先生方で分担して、それぞれの研究内容や現場の様子を分かりやすく話します。私は第5回〜第7回の3回分の講義を担当しています。
何がきっかけで自然科学の研究者になろうと思ったかという話から始めて、大学院時代、理化学研究所時代、そして現在行っている研究について解説し、その折々で感じた科学と社会との関わりについてもお話ししたいと思っています。
講義というほどいかめしいものではなく、ゼミのような雰囲気でやれればいいなと思っていますので、3回だけですがよろしくお付き合いください。
2013/05/27
第3回目の今日は、修士2年から博士課程の間に行っていた研究内容について紹介しました。私にとっての最初の本格的な研究生活でしたが、よい先輩や同僚に恵まれて楽しく過ごすことができたことは今の私の支えにもなっています。続いて研究を行ったロスアラモス研究所で感じた科学研究と軍事研究の境界について感じたことをお話ししました。日本の大学や研究所では戦中の戦争協力への反省から軍事研究がタブーとなりました。 その結果、逆に、軍事研究と基礎科学研究は別物だとナイーブに考える研究者が多くなってしまったことは皮肉だと思います。境界がますますあいまいになるなかで、自分の研究内容がどのような分野での応用を持ちうるか、研究者はより自覚的であるべきだと思っています。 その他、研究者の業績評価のあり方について、ちょっとだけお話ししました。
使用したスライドは こちらです。
今日で私の担当はおしまいです。みなさんとお話しできて私も楽しい時間を過ごすことができました。またの機会にお話しできることを楽しみにしています。
2013/05/19
第2回目の今日は、乗鞍宇宙線観測所とコロナ観測所と、乗鞍岳周辺の自然保護との関わりについてお話ししました。その後、修士2年から博士課程の間に行っていた研究内容についての説明を始めたところで時間切れとなりました。 続きは来週にします。このペースだと現在行っている研究の話はおろか、理化学研究所時代の話までもたどり着けないかも知れませんね(笑)使用したスライドはこちらです。
2013/05/13
第1回目の今日は、科学が好きになったきっかけから大学時代の生活の様子、修士1年のときにやっていた研究内容についてお話ししました。そのときに感じた科学と社会との関わりについては次回に。使用したスライドはこちらです。