絶対音感の音の色

ミリオンセラーになった最相葉月著「絶対音感」の中で、調の色彩感という話が載っているそうです。本書によれば、アンケートの結果は、

ハ長調は白、ト長調は青、ニ長調とホ長調は橙や黄色、イ長調は赤、ヘ長調は緑、と感じる人が、とても多かったそうです。

これに対して、私の所属する合唱団のメイリングリストでは様々な意見が出ました。

なお、「音の色彩感」以外の絶対音感に関する意見はこちらに掲載しました。
また、私の絶対音感に対する考えを述べたページはこちらおよびこちら

以下、引用(無断転用ですがすみません)


ハ長調はこれといってイメージがない。あ、だから白なのかしら。
ト長調はきらきらしたガラスみたいな感じ。青だったら快晴の空の色かな。
ニ長調やホ長調はあったかい感じ。
イ長調は華やかな感じ。でも、ト長調みたいな硬質のイメージはないの。
グラマラスなとでもいうか…。赤ってイメージは私はないけど。
ヘ長調は素朴で牧歌的な雰囲気があるね。


これは私の意見。(より詳しい解説はこちらのページを見て下さい。)
音名 色のイメージ 音色のイメージ
ピアノ
嬰ハ チューバ
黄色 or 水色 木琴
変ホ クラリネット
緑〜茶〜赤紫 チェロ
ハプシコード
嬰ヘ 金色 トランペット
橙色 ハープ
変イ 灰色〜ねずみ色 コントラバス(低音)、ピッコロ(高音)
紺色〜濃青紫 バイオリン
変ロ 褐色〜茶色 クラリネット
ピンク〜マゼンタ ビオラ



皆さんが書かれていた「調の色」ですが、やっぱりありますよね。私は吹奏楽(大部分の楽器がB(or Es)調)やってた名残か、変ロ長調や(黄色)変ホ長調(草緑色)あたりに思い入れが強くなることが多いです。


みなさんの書かれていた、”調の色”についてですが、ぼくも、C-Durは白、G-Durは青、は賛成です。あと、こだわりがあるとすれば、僕の場合、A-Durが赤、かな?

# ハ長調は全部ピアノでは白鍵だから、ト長調はドレミの歌の’ソーは青い空ー’に引っ張られているとの感もなくはないが
(中略)
ところで、色ではないのですが、ぼくは、フラット系の調、特に、B-Dur, Es-Dur, As-Durあたりの調に、クリスタルっぽい光のイメージ、あるいは、光の差し込む印象派絵画のイメージをもつのですが、そういうのってないですか?あと、mollについては、Durほど、基音によるイメージや色感覚の違いを持たないのですが、どうですか?


ハ調はやはりマイスタージンガー前奏曲のイメージでしょう。あの曲は、あの調以外ではかけない。二調は僕にとっては、ショパンのピアノソナタ3番第一楽章第二主題。正午の太陽の光のような黄色のイメージですかね。あとは、けっこうこの人と僕の意見は似てますかね。


なかなか興味深いですね。


関連文書: 絶対音感絶対音感持論様々な人の意見集音程の科学絶対音感の幼児教育

書籍紹介: 「絶対音感」最相葉月著、小学館



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