講演・討論会「放射線の物質および生体への作用」(東大教養物理部会:鳥居寛之助教)
原子力発電所 の事故が連日トップニュースで報じられ、 世界中が放射能汚染に対しヒ ステリックなまでに反応している現在、我々には放射線に対する正しい科学的リテラシーが求められています。 一方で、放射線に関する学問は多分野にわたり、なかなか網羅的な話を聞く機会はありません。 物理部会でも放射性物質、放射線の影響についていろいろ議論が交わされましたが、放射線になじみのない方が多く、不安を抱いている方もあるようでした。そこで、僭越ながら、下記のように講演・討論会をもつこととしました。
題目: 放射線の物質および生体への作用
講演者:鳥居 寛之(物理部会)
対象: 物理部会関係者、広域科学専攻関係者(教員、学生ほか)
日時: 2011年 4月26日(火)16:30 から
場所: 16号館126・127教室
講演では放射線の種類・ 性質や物質との相互作用について解説した上で、生体への作用、放射線防護の考え方についてもお話したいと思います。「放射線を正しく怖がる」ために必要な、一定の基礎知識をお伝えできると思います。私がスライドを準備して発表しますが、一方的な講演ということではなく、皆さんどんどん専門 的な意見を述べて頂いて、討論会のような雰囲気になることを想定しています。皆様どうぞよろしくご参集下さい。