10月前半にロシアのサラトフというヴォルガ河沿いの街に赴いたときに撮影した写真です。ロシアは秋冬の訪れが早いので、季節感としては日本での丁度今頃(11月半ば)の光景にぴったり合うのではないでしょうか。今頃かの地ではもう初雪の舞う寒い冬が訪れたそうです。さて、サラトフには国際会議出席のための1週間の滞在だったのですが、現地の人も驚くほど例年になく暖かくて晴天の続く「バビリェータ」、つまり小春日和の日々でした。なにせ街じゅうが黄葉で、青い空との対比がとても鮮やかでした。
写真5は現地の先生が、ヴォルガ河に点在する中洲島のひとつに持っているダーチャ(別荘)からの光景です。モーターボートでクルーズして辿り着いた素敵な景色でした。ロシア人は現金収入こそ少ないものの、みな必ずと言っていいほどこうした別荘を持っており(土地は郊外にいくらでも余っていますから)、週末ごとに訪れては自家菜園を楽しみつつそれを食糧ともしているようです。
写真1と2は別のロシア人のダーチャ(丘の上にある【ところで、現地サラトフとはタタール語で黄色い丘(または禿げ山)の意味だそう】)の付近で撮影したもの、3は大河ヴォルガに掛かる3キロの大橋(最近までヨーロッパで最長だったらしい)の夕景と釣りをする人たち、4は白樺林の中で記念撮影をする花嫁とその友人たちを見つけて写しました(新郎の方は木の陰に隠れていて写っていないようですね)。
関連文書: ロシア紀行:サラトフ